小さい頃から様々な場面で「読書しなさい。」と言われるけど、
読書って本当に必要?どんな効果があるの?
…そんな疑問をお持ちの方もいますよね。
実は、読書をしないとすごく損してしまうんです!
この記事では、読書の効果とおすすめの読書法について紹介します。
読書の効果とは

読書には、以下の5つの効果が主にあります。
- ストレスを低下させる
- 記憶力と集中力がアップ
- 仕事を含む日常生活に活かせるヒントが得られる
- 加齢による認知力の低下を防ぐ
- 長生きにつながる
読書の効果1:ストレスを低下させる
読書のリラックス効果は科学的に認められています。
英サセックス大学の研究によると、心拍数や筋肉の緊張状態からストレスを計測した結果、読書するとストレスが68%も減少することがわかっています。
これは、音楽鑑賞やコーヒーなど、他のあらゆるストレス解消法を上回る数値だそうです。
実際にイギリスでは、薬の代わりに本が処方されるシステムが2013年に認可されています。
(参考:Dr. David Lewis “Galaxy Stress Research,” Mindlab International, Sussex University,2009)
読書の効果2:記憶力と集中力がアップ
読書するとき、小説の登場人物の設定やビジネス書に書かれた知識やノウハウを記憶しながら読み進めますよね。
読書中に記憶したり、集中することで自然に脳が鍛えられていき、読書すればするほど記憶力や集中力が向上するそうです。
(参考:Stephen J.Payne,Constructing structure maps of multiple on-line texts, International Journal of Human-Computer Studies,2006)
読書の効果3:仕事を含む日常生活に活かせるヒントが得られる
日常生活で問題にぶつかったり、悩みを抱えたりしているとき、読書を通じて先人の知恵を学ぶことができます。
例えば「仕事で成果が出せない。」という悩みを抱えている場合、一人で対策を考えるよりも本でノウハウを学んだほうが早く解決できる場合がほとんどです。
年収が高い人ほど読書に時間をかける傾向があるという調査結果もあり、ビジネスで成功するには読書を通じてたくさんの知識を得ることが重要と言えます。
(参考:プレジデント2016年7月号)
読書の効果4:加齢による認知力の低下を防ぐ
認知力とは、視覚や聴覚などによって外部から得られた情報をもとに、周囲の物事や自分の状態を正しく把握し、適切に行動するための脳の高度な機能のことです。
認知力のうち、最も加齢による影響を受けやすいといわれるのが注意力と記憶力ですが、これらは読書によって低下が食い止められるそうです。
(参考:Yu-Hung Chang,Reading activity prevents long-term decline in cognitive function in older people: evidence from a 14-year longitudinal study,Published online by Cambridge University Press,2020)
読書の効果5:長生きにつながる
米イエール大学の研究者は、読書をする人は、しない人に比べて、平均約2年寿命が長くなると発表しています。
例えば、1日に30分しか読書をしない人でも、全く読書をしない人より長生きするそうです。
これは、経済、教育、健康などの寿命に影響を与えるような要素を除いても、結果は同じだったそうです。
(参考:Avni Bavishi,A Chapter a Day – Association of Book Reading with Longevity, Journal Social Science & Medicine,2016)
読書の効果が上がらない根本的理由

読書した方が良いのは分かっていても忙しくて読書できない、読書する気になれないという方も多いと思います。
読書の効果が上がらない主な理由として、以下の2つが考えられます。
- 興味がない本や難しい本を選んでいる
- 読書する時間を意識して確保していない
効果が上がらない理由1:興味がない本や難しい本を選んでいる
興味がない本や難しい本を読んで眠くなってしまい、読書に挫折した経験はありませんか。
興味がない本の場合は脳が退屈するため、難しい本の場合は複雑な情報処理に疲れるため、眠くなります。
一度挫折すると読書に対する心理的ハードルが上がり、読書から遠ざかってしまうこともあるようです。
効果が上がらない理由2:読書する時間を意識して作っていない
仕事や家事で忙しくて読書していないという方は、一日のスケジュールに読書の時間を組み込んだり、スキマ時間を活用するといった、読書の時間を意識して作っていないことが考えられます。
読書の効果を高める方法

上記のように読書にはメリットがたくさんあるものの、日常的に読書しないと十分な効果が得られないようです。
ここでは、読書を習慣化し、読書の効果を十分に得る主な方法として以下の3つを紹介します。
- 興味のある本や読みやすそうな本から読んでみる
- 読書の時間をスケジュールに組み込む
- スキマ時間の利用
効果を高める方法1:興味のある本や読みやすそうな本から読んでみる
料理好きな人なら料理のレシピ本、おしゃれに興味のある人ならファッション雑誌など、興味が持てる本から選んでみましょう。
まずは面白そうだと思える本や読みやすい本を選び、読書の楽しさを体験することが大切です。
読書の楽しさを感じながら何冊か読み終えることができれば、読書に対する自信がつき、習慣化につながります。
効果を高める方法2:読書の時間をスケジュールに組み込む
マサチューセッツ総合病院の栄養・生活習慣精神科のUma Naidoo医師は、読書量を増やすための最も簡単な方法として、日々の生活にスケジュールとして組み込むことを推奨しています。
例えば、就寝前や昼休み中の10分間は必ず読書するなど、できそうなところから始めてみると良いかもしれません。
効果を高める方法3:スキマ時間の利用
忙しくて読書の時間が確保できない方には、通勤中や仕事の休憩中等、スキマ時間の活用をおすすめします。
スキマ時間だと短すぎて読書に集中できないという方もいるかもしれませんが、実は、短時間の集中を繰り返す方が、集中力が持続しやすいことが実験で明らかになっています。
(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000000120.html)
一番おすすめする読書方法は「聴く本」を利用すること!

それらを実践する際のツールとして一番おすすめしたいのは、「聴く本(オーディオブック)」です。
オーディオブックとは、本を朗読したものを録音した音声コンテンツのことです。
オーディオブックをおすすめする主な理由は、以下の3つです。
- 娯楽本やビジネス本等、本のジャンルが豊富
- ながら作業ができるので通勤時間等に読書の予定が組み込める
- 重い本を持ち歩かなくても良いので本の常備が楽にできる
おすすめの理由1:娯楽本やビジネス本等、本のジャンルが豊富
オーディオブック化されている書籍は多数あり、ジャンルも娯楽本やビジネス本等、豊富にあります。
後で紹介するaudiobook.jpの配信冊数は約2万3千冊、amazon audibleは約40万冊です(2021年7月現在)。
おすすめの理由2:ながら作業ができるので通勤時間等に読書の予定が組み込める
オーディオブックを聴きながら家事等の作業ができるので、紙の本を読むよりも読書の時間が確保しやすくなります。
おすすめの理由3:重い本を持ち歩かなくても良いので本の常備が楽にできる
外出中に重い本を持ち歩いたり、満員電車で本を広げなくて済むので、場所を問わずに本を楽しむことができます。
代表的なオーディオブックストアは、
Amazon Audible
Audiobook.jp
の2つです。


まとめ
この記事の内容をまとめるとこんな感じ!
・読書には科学的に証明されたメリットがたくさんあるので、読書しないのはもったいない。
・読書は習慣化すると効果が高まる。読書を習慣化させるための一番おすすめの方法は、様々なシーンで本を楽しめる「聴く本(オーディオブック)」を利用すること。
・オーディオブックストアの無料キャンペーンを使えば、プロが朗読するオーディオブックを無料で楽しむことができる。